エージェント選び

エージェント選び 会社選びの基本

転職サイトなどに登録して転職活動を行う上で、必要になってくるのはエージェント選びです。

転職サイトはどこかのエージェントが運営しているので、そこにユーザ登録すると「実際にお話の機会をください」といったオファーメールや電話連絡などがあります。サイトによっては登録後、ゆっくり企業からのオファーを待つだけのサイトもあります。前者はすぐに転職したい方、後者は現職があるけどより良い環境があればと考えてじっくり探したい方向けだと思います。

大手の求人サイト

まず大手の求人サイトに登録しましょう。それぞれ特徴が異なりますし、専門職の場合は出されている求人の内容も変わってきます。

個人的に使ったことがあり、助けになった2サイトを紹介します。

最初に登録すべきなのはリクナビNext

とにかく最初に絶対登録した方がいいのがリクナビNextです。どの職種であれ、現職でも、前職でも、その前もリクナビに求人を出していました。かならずどの企業でもとりあえず求人広告を出してやりとりするのはリクルートキャリアさんです。

求人側としてはリクルートキャリア様のエージェントさんはどの方もバイタリティに溢れ、難しい要求にもマッチする人材を数多く紹介してくれます。応募者としては、選択の幅が大きく広がるので、必ず登録しましょう。

応募者としては、私自身転職の際は必ず使っていますし、もっとも多くの求人を紹介してもらえるエージェントさんだと思います。担当の方はいつも丁寧で、求職者と同じ目線に立って支援して頂き、非常に誠実な印象でした。

ちなみに応募者として登録すると、そのユーザ情報は何年たってもずっと生きているので、5年在籍した会社を退職して再度リクナビNextでユーザ登録を行うと「すでにアカウントがあります」と出てきます。なのでパスワードは決して忘れないようにしてください。私は忘れてしまってアカウントの削除申請で結構しんどかったです。

転職、求人情報ならリクルートの転職サイト
【リクナビNEXT】

新しめのイーキャリア

掲載求人票の内容がかなり詳細に渡っていて、応募前にじっくり検討することができる情報を多数保有しているサイトです。また未公開求人もかなりありますので、登録しておくと良いと思います。

非公開求人ページから登録することで、コンサルタントさんの支援を受けられます。Skypeでの面談も受け付けていますね。転職ガイドから脳年齢診断がありますので、是非受けてみて焦って下さい。私はかろうじて実年齢より若くでました。

求人側としてはマージンや掲載料が少し安かったりキャンペーンを活用するケースがあるため、ここでしか見ることのできない求人は多数あります。

専門のエージェント

サイト登録

IT系の専門エージェント、医師や看護師、メーカー系技術者など、専門職の場合は専門のエージェントに登録する必要があります。これらのエージェントは専門職と技術的な話ができ、求職活動を希望通りに支援してくれるアドバイザーとスタッフで構成されます。

専門と謳っていても、専門的な話が全くできないエージェントもいるので気をつけてください。

実際に渋谷のIT系エージェントに登録したところ、営業からかなり上から目線で対応され「だれでも20社くらい応募するよ、下手な鉄砲数撃って当てないとあなたなんか就職できないよ」と遠回しに言われているみたいでした。私はその場で4社に応募し、2社から面接のオファーを頂き、最終的に1社内定をもらいました。他のエージェントでも内定を頂いていたのでお断りの電話を入れたところ「オファー面談しますから!」と半分怒鳴ってる感じで粘られ、それも断るとキレて電話を切られました。大人の礼儀として社名は出しませんが、入り口の床がガラス張りになっていて洋書とか詰め込んであったらそこです。

そんなエージェントで不愉快な思いをして転職活動なんかできますか?

不安があればBEST WORKさんなどを参考にするとよいでしょう。例えば新卒採用に定評のあるマイナビ系ですが、マイナビ転職マイナビエージェントの評価記事においては中途採用には色々と不安があります。こうした前情報を掴んでおくことは重要です。転職活動において応募者が使える最大の武器は情報に他なりません。

専門のエージェントは1社ではなく、2社以上登録すると、より希望に近い職場をみつける確率が高まります。私は4社登録しましたが、登録先を増やす度に、全然異なる求人を紹介され、会社によって出している求人が随分異なるのだと知りました。

紹介予定派遣

入社したけど期待した内容と実際の実務が異なるなどのギャップはどのような職場でも感じるものです。その場合、正社員登用されていた場合は、やっぱり辞めた、ということはできません。そういったリスクを軽減できるのが、紹介予定派遣です。

これは派遣として最初は登録しますが、応募者と会社側がそれぞれ納得すれば、正社員としてそのまま採用される仕組みです。

紹介予定派遣の求人多数!【ハタラクティブハケン】

登録したらすぐに話しをしにいく

エージェントであれば私服でも構いませんが、できればその後の面接の練習くらいに思ってスーツででかけてください。できるだけ早い時期に話をしにいき、どういった事情で転職をするのか、どういった職場や職種を希望するのか、年収、勤務地、スキルなどを伝えます。

また残業が多いのは嫌だとか、福利厚生が充実してた方がいいとか、退職金制度があったほうがいいとか、そういった面接では言えない要望もエージェントさんにはいくらでも言えます。

  1. 電話かメールで面談日時を調整する。このとき担当者名をメモしてください。
  2. 当日、エージェント会社へ向かう。
  3. 入り口の内線電話で書いてあるとおりに呼び出し、自分の名前と担当者名を伝える。
  4. スキルシート等を書きます。書き終えたら回収にきます。
  5. スキルシートと同時に書いた希望職種にマッチする求人票を見せて貰えます。
  6. その場で何社か応募してしまってください。求人票は貰えます。
  7. 帰宅します。貰った求人票を再度精査し、追加で応募できたらしてください。

どのエージェントでも、ざっとこういった流れになります。面談は小分けされた個室で行われることが多いので、比較的静かですし、人目を気にすることもありません。募集側と違って求職者の手続きはとても簡単です。

また面接に通過した企業からはエージェント経由で連絡が入ります。他社とブッキングしないように面接日程を調整してください。やりとりはログの残るメールベースが良いでしょう。エージェントさんはメールでも電話でもどちらでも気にしません。

なぜ採用支援に登録すべきなのか

これは人材紹介サービスの仕組みを知る必要があります。

転職支援というのは大雑把に3つのサービスによって成り立っていることが多く、それぞれ登録している会員数と企業数が異なります。

サービス別会員

  1. 求人サイト登録会員
    求人サイトに登録している会員です。Webですべてが完了するので、気楽ですし、簡単です。また求職せずに求人内容だけを見るために登録している会員もいます。
  2. スカウト登録会員
    スカウトサービスに登録している会員です。これもWebで完結します。登録することによって応募者の経歴書はスカウト企業向けに公開され、スカウトメールが大量に舞い込みます。
  3. 人材紹介登録会員
    採用支援登録し、エージェント(コンサルタント、アドバイザー)に求職内容を伝えた会員様です。これはエージェント企業まで出向かないといけないのでめんどくさいです。

ざっくり上記のような分類になります。求人サイトの登録会員が最も多く、これを100%とすると、スカウト会員で50%、人材紹介登録会員で7%くらいまで減少します。

登録者数と求人数のミスマッチ

逆に募集企業にとっては、紹介登録会員から紹介を頂く「非公開求人」にしておけば、登録期間中は基本的にコストがかからず、成約時に年収の35%~45%の費用がかかる成果報酬型のものになります。

すなわち、企業の登録数は非公開求人を含めた登録会員向けが最も多くなります

ちなみにスカウト登録の場合は、求人企業がエージェント会社のオフィスでDB検索した上で、手作業でオファーメールを送るという相当めんどくさい手続きを踏みますので、そこから求人をかけてくる企業は「急募」の企業です。また、大々的に大人数を求人する場合は、求人サイト会員向けに公開求人登録するのですが、掲載料が結構高いです。

より良い企業を見つけるためには、非公開求人を含めて検討することが必要になりますので、必ず一手間かけてエージェント会社へ赴き、登録することをお勧めします。

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