実際に面接官の立場として、何を聞くべきか、何を見るべきかについて、私見を交えて説明します。面接を担当される方だけでなく、応募者も読まれておくと、採用側がどういったことを考えて面接を行っているか知ることができます。
これらのノウハウによって採用率は格段に下がりましたが、1年以上の定着率は100%となった実績があります。
書類選考はこう行う
書類選考時、特に専門的な職種の場合、選考対象となるスペックをエクセルシートなどにまとめて、5段階評価し、その合計値で総合評価とします。この一覧表はずっと継続的に使用していけば、書類選考基準にブレを来さない貴重な資料となります。応募者の氏名も...
鬼ツッコミする2つのこと
転職理由
転職理由に関しては、次のような理由で徹底的に指摘をすべきです。
その理由は、ほんとうに今の職場で実現できないことなのか?
当社がその理由にマッチしていないとすれば、辞退されるのか?
転職の理由のほとんどは「今の...
危ないセリフ
ダメな応募者を見分ける方法として、実際に雇ってみてダメだった人の面接実録からいくつか書き出してみます。このセリフを聞いたからといって、必ずしもダメな人材ではないかもしれませんが、様々な面接担当者と話をする上で、不思議と共通する言葉があります...
全体の物語が理路整然としているか
応募者の物語が全体として理路整然としているかを確かめてください。
主張が矛盾している
たとえば、MIS(社内情報システム)部門を志望されている方に非常に多いものとして
ユーザーサイドに密着して、ユーザーの顔が見える場所で折衝しな...
一次面接と二次面接
面接は2回〜3回というのが一般的で、3回以上になると応募者が別の会社に決まってしまうことがあります。
面接2回の場合
面接2回の場合、一次面接でご経験、スキル面、志望理由や転職理由、希望年収やスタート時期などの詳細について確認し、もしあ...
業務への関心と知識
採用面接の場で確認すべきもう一つ重要な要素が、会社の事業に対して、何らかの関心を抱き、その実務的な知識がどれくらいあるのかについてです。
あなたの会社が音楽コンテンツを扱うネット企業だったとして、音楽に全く関心がなく、FacebookでJ...
責任を持つこと
面接官に現場の人間を充てる場合、その面接官が責任を持って応募選考を行うか見抜くべきです。
ここで実際の話を示しましょう。
技術職応募を行った際に、私と現場の人間と二人で面接を行いました。その結果、その応募者は「なんとなく離職し、なん...
駄目な面接テクニック
あなたは何色ですか?
応募者自身に色を選ばせて、そのタイプを分類するテクニックですが、何の根拠もありません。占いと一緒です。こう答える人材はこういう傾向が強い、といったほとんど迷信に近い面接手法です。血液型診断もそうです。最近のボンクラ企...