避けられない失敗

面接で気をつけること

個々の面接に完璧な体勢で望んでいたとしても、いくつか見落としがちな失敗があります。

1.面接日程

第一志望の会社の最終面接が来週なのに、今週中に第二志望の会社に結果を伝えなければならない、などといった日程上の問題は発生しがちです。こればかりはアドバイスのしようがありません。よく起こる問題の一つです。

少なくともWebカレンダーなどを活用し、どの会社のどの面接がいつ入るのか、ひと目で分かるようにして管理すべきです。Googleカレンダーであればアプリも使いやすく、PCとスマホの両方でシームレスに連携できるので、非常に便利です。

もし面接日程がブッキングするなどの致命的失敗を犯してしまった場合、いずれかの会社に正直に申告し、調整をお願いしてください。その際、調整権は相手企業にあると考えてください。

面接の日程を変更することによって印象が悪くなってしまう。担当者に第一志望と思われないのか?
そのような疑念はつきませんが、無理にスケジューリングをして遅刻したり当日キャンセルするほうが問題行動なのです。

面接の日程がかぶる事態が発生した時の時間調整法

2.エージェントの質が悪い

また、総ての企業の内定が揃ってからどの会社にするか選択して回答する場合、お断りを入れたエージェントが何故か激怒するケースがあります(渋谷にあるIT系のエージェント、ギー●リーがそうでした)。

こういったエージェントは応募者の人生よりも自分の成績にしか関心がなく、面接日程連絡で笑いながら電話に出たり、上から目線の応募指示を行うなど、最初から大体キナ臭いので、関わらない方が良いでしょう。質の悪いエージェントに関してはネット上にも噂がかなりの数載っているので、登録する前に下調べしておくとよいでしょう。

3.体調を崩す

どんなに気をつけていても、運悪く体調を崩してしまい、恢復まで時間がかかってしまうことがあります。

こういった場合は、とにかく早めに病院へ行って治療を行い、面接日程を後ろへずらすなど、出来る限り応募企業に気づかれないようにするしかありません。体調を崩したことを知られると、体調管理にルーズな人か、あるいは虚弱な方かと思われてしまいかねません。

就活の面接を体調不良による風邪でキャンセルしたり、日程変更をしたり、こちらの都合でお願いしたい気持ちもありますが、企業によっては面接をキャンセルする=不採用というスタンスを取っているケースもあるようです。

就活の面接を風邪による体調不良でキャンセルする方法

本当に体調不良であれば仕方がありませんが、面接の日程を体調不良で調整してこられる方の何割かは、もともとサボり癖があるケースがあり、そういった方のために面接の日程を調整したり、選考のために時間を割くのは、企業にとっては正直負担になるのです。

4.転職日程の調整

現職がある場合は転職が決まった時点で会社に伝えることになりますが、非常識な会社だと「代わりの人間連れてこい!」と恫喝するなど、かなり酷い対応をみせることがあります。

こういった対応をされる会社に対しては、民法627条1項による退職となり、辞職意思表示から2週間後に労働契約が解約されます。ある意味喧嘩別れになるため、その後の書類等が整わないことがほとんどです。そういった場合でも、雇用保険被保険者証などはハローワークで再発行できたりするので、あまり困ることもありません。

最後の給与が未払いの場合、内容証明の送付、労働基準監督署への申告、最悪の場合は裁判所へ出向いて訴訟の手続きを行います。

労働債権って、単純な裁判なんです。
なんというか、普通にやると、簡易裁判で一方的に勝てます

  1. ◯◯会社で、△日働きました。これが証拠です。
  2. □円の給与が発生していますが、支払いがないです。これが証拠です。

これが出せれば勝てます。

【実話】給与未払いが続いたので、裁判所で仮差押をしてみた件。結局倒産しましたがw

こうなった場合は本当に喧嘩別れですから、大人のケンカを徹底的にやりましょう。大抵、内容証明を送った時点で「こいつマジだ」と判断しますから、それほど炎上することはありません。そこを無視する会社は簡易裁判で少額訴訟を起こされることがどれほどデメリットか考えたこともないのかもしれません。

5.転職先がダメだった

面接時に雇用条件や就業内容について確認していたにも関わらず、全然異なる雇用条件や業務内容だった、などのようなケースにおいては、会社に改善を要求すべきです。直接の改善に応じて貰えない場合、エージェントを介して改善要求を行うことができます。エージェントからの要求は企業に対して非常に強力です。無視してしまうと、そのエージェントは人材を全く紹介してくれなくなるからです。

改善が行われなかったり、どうしても妥協できない程度の改善であった場合、やむを得ず退職することになるかもしれません。入社してスグに退職すると、100%企業側は激怒しますが、多くの場合、企業側に原因があります。会社にしてみれば大きなコストと時間をかけて人を雇用したのに、スグに辞められてしまうと大きな損失になってしまうと従業員を責めるかもしれませんが、応募者にしてみれば経歴に傷がつくのでもっと迷惑です。

 

言葉遣いと身だしなみ→
タイトルとURLをコピーしました