ブラック企業の見分け方

面接で気をつけること

これまでの対策項目をひと通り把握していれば、このルールから大きく逸脱した会社は全部ブラック企業、チンピラ企業とみて構いません。そういった会社は入社後に逃げることが非常に困難になりますから、早めに辞退することが大切です。

ブラック企業面接の特徴

面接日程に融通が利かない

ブラック企業の月間離職率はひどいところでは100%を超えます。人事担当はほぼ毎日朝から晩まで採用面接をやっていますから、融通なんか利くわけがありません。採用する人材の都合とかどうでもよいのです。

基本的に応募した際に一方的に面接日程を指定されます。電話すると「とりあえず来て」とぶっきらぼうに来社を指示されます。

面接をちゃんとやらない

五体満足ならだれでも良いので、ほとんど雑談に近い面接に終始し、しかもその場で内定をもらえます。いつから出社できるか聞かれたら曖昧に濁してください。

面接をきちんと行わない会社は一般的な会社、技能を必要としない飲食店や介護、テレアポなどのケースに多いようです。

奴隷面接

会社によっては面接まではキチンとこなすところもあります。

一見誠実そうにみえますが、その面接はあなたが優秀な奴隷か、あるいは奴隷になるかを見極める面接です。これはスキルを必要とするIT系、医療系、メーカー系などに多いようです。

奴隷面接では露骨に「ウチははっきり言って残業が多いが、その代わり給料は他所よりずっと高い!」と悪びれずに暴露することもあります。その言葉に嘘はありませんが、実際はなんやかんやの手当や必要経費などを差し引かれて、手取りは他の会社よりずっと少なくなることがほとんどです。騙されてはいけません。人の良い騙されやすい人物は良い奴隷に育つので、平然とそうやって嘘をつきます。彼らは大きな真実を誇張することで小さな嘘を隠します。

対応が失礼で誠意がない

労働者は奴隷ですから、人間として扱う気がありません。面接に来た時点で半分くらい奴隷と考え、上から目線でタメ口だったり、電話の向こうで下品な笑い声が聞こえたりします。

言葉の節々にそういった上から目線や失礼さは滲みでるので、どこか不遜と感じたら疑うべきです。

内定後の入社をひどく急かす

あなたの都合なんかどうでもいいのです。一日でも速くタダ働きしてもらわないと困るんです。

逆に言えば、現職を退社するまで待ってくれない会社は基本的にブラックだと考えてよいでしょう。急かされたらその時点で内定を蹴ってしまって構いません。もし激怒したら大当たりです。「あなたのために入社準備を行っていろいろ用意した経費を支払え!」などと怒鳴ってきます。ビンゴです、ブラックです、魚雷着弾です。着信拒否して無視しましょう。

壁じゅうに貼られたキチガイじみたスローガン

精神論を振りかざす会社は大体ブラックです。そして、その利益は崩壊した社会主義国同様、奴隷たちの無償奉仕によって支えられており、経営者や労働者の力量は何の関係もありません。そしてそれらの精神論によって無償奉仕で会社に仕えることが労働者の条件だと信じて疑わない従業員がその会社のボリシェビキです。反対派は粛清されます。

社内が汚い

忙しいと社内が汚くなります。社員は人生の大半をその職場で過ごすわけですから、私物が溢れかえり、パソコンモニタの周囲に気味の悪いフィギュアなどが並び、引き出しは食べ物でいっぱいです。オフィスに不潔さを感じたら気をつけてください。

会社内の人が全くあいさつしない、あるいは全員が起立礼

忙しいと誰も挨拶しなくなります。あるいは社長や役員がいる場合は、どんなに忙しくても手を止めて、全員が起立して「いらっしゃいませ」などと挨拶します。そうするように厳しく教育されているのです。まともな会社であれば、お客様や面接者が社内の事務所を通過しないレイアウトにしています。外部の人間が社内を通過するのは仕事の邪魔になるからです。

雇用契約書や内定通知書が無い

アナタは個人事業主として雇われました。ご愁傷さまです。なけなしの報酬から社会保険を全額自腹で支払いましょう。会社からどんなに残酷な扱いを受けても、あなたは個人事業主として事業者対事業者の契約を結んでいますから、法律が守ってくれなくなります。

社内で喫煙

これがあったら99%ブラック企業だと考えて構いません。ちょっとでも臭ったら要注意です。


ブラック企業への対策は遅々として進んでいません。あなたにできることは、ブラック企業には絶対に就職しないことです。

ブラック企業の違法行為は、個人の被害にとどまるだけでなく、日本社会と経済全体に悪影響を及ぼします。若者の将来が奪われることで生産性が低下し、合法な他社の利益が不正な競争で圧迫される事によって、日本経済はますます苦しくなるでしょう。

ブラック企業対策プロジェクト

 

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