危ないセリフ

面接官が見ること・聞くこと

ダメな応募者を見分ける方法として、実際に雇ってみてダメだった人の面接実録からいくつか書き出してみます。このセリフを聞いたからといって、必ずしもダメな人材ではないかもしれませんが、様々な面接担当者と話をする上で、不思議と共通する言葉があります。

「マニュアルがあればできます」

マニュアルを与えてもできない人のセリフです。会社の規定上、確実に履行しなければならないマニュアルさえ無視してきます。

マニュアルがあればできるというのは、それこそ何も考えずに書いてあるとおりにボタンをクリックし、ドラッグし、マニュアルのテキストをテキストボックスに入力すれば完了する、それがいったい何のための作業なのか理解していなくてもできてしまう単純作業を求めている人材の言葉となります。

「時間はかかってしまいますができます」

時間がかかりすぎて費用対効果が悪い人材のセリフです。

大企業のリストラでドロップしてきた人材がよくつぶやくセリフです。大企業ではその作業に数ヶ月かけても平気だったかもしれませんが、小さな会社では二週間で仕上げなければならない場合があります。それ以上時間をかけると大赤字です。

実際はどれくらい時間がかかるという見込みがあるのか、毎回その作業に時間がかかるのか、時間がかかった結果をどのように改善するのか、について深く追求してください。

「大丈夫だと思います」

大丈夫じゃないです。できることは「できます」できないことは「経験はありませんが……」となりますが、実務での経験が非常に薄く、ご自身のスキルレベルをよく把握できないものに関してこのセリフが登場します。

大丈夫を連発する方の多くは、実際は初心者レベルですから、この言葉を安易に信用してはいけません。何を根拠に大丈夫と仰っているのかどんどん突っ込んでください。

「研修制度はありますか?」

自分自身で学ぶ気が無い人材です。たとえ研修制度があったとしても、それ以上にご自身で独学できることを学んでいるか、セミナーなどへ積極的に参加しているか、を踏まえて判断する必要があります。

自力での努力を一切行っておらず、研修制度頼みの応募者はおそらく学ぶ意志がありません。

 

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