志望動機

面接で聞かれること

転職理由から円滑に志望動機に結びつけていくことができない場合、この質問は飛ばすことがあります。飛ばされた場合は、志望度が低い、と見なされます。大抵は何故当社を志望されましたか?と聞いてくるものですが、私はこの点はわざわざ聞くとテンプレ回答しか頂けないので、あえて聞かないようにしています。そうすることで、どうしてもその会社を志望している人であれば、なんとかその後のやりとりの中に、「どうして御社を選んだのか」について話します。話したくて仕方がないはずです。それが無い人は、採用されればどこだっていいのです。違いますか?

もし丁寧に聞かれた場合は、用意した答えを説明します。そこに矛盾が無いか面接に行く前に再考してください。あなたを転職に突き動かした重要なファクターは、あなたの本音を見抜くための大きな糸口になります。

志望動機が無いアナタ

具体的な志望動機が無く、どこでも良いと考えている場合でも、その会社の業種を調べて、なにがしかの興味や関心を抱いておくと良いかも知れません。会社に対する入念な調査は、面接時に絶対に役に立ちます。

ベンチャー系企業であれば、代表取締役が情報系サイトやニュースサイトのインタビューに答えていることがあります。それを熟読して、会社の代表が目指しているビジョンを共有できれば、志望動機として最大級のインパクトを与えることができます。ベンチャー企業を一人で立ち上げてある程度大きくした出資者は大体脳味噌クレイジーなので、心から共感することは不可能です。不可能なりに、しがないサラリーマン風情なりに、ついていく努力をみせることが大切です。ばかばかしく感じるかもしれませんが、それをばかばかしいと鼻で笑っているうちは社会人として成熟できません。

現職で物販系の仕事に従事していたけれど、サービス系の形のないものを販売する業種に応募した場合、フルフィルに煩わされずに企画した商品がそのままいくらでも提供できるという部分に魅力を感じた、というだけでは若干弱いので、物販で培った広告やリスティングのノウハウをそのまま提供でき、将来的にサービスを補助する形での物販に展開するときに力になることができる、などのような将来性を感じさせると印象は良くなります。

金が欲しい

志望動機としてそれなりに大きな理由です。これを動機として上げるには、現職での給与額がご自身の実力に見合ったものでないという根拠が必要です。それがきちんと説明できれば、納得のいく給与額で採用されるかもしれません。

実のところ、昇給を目指して転職される方は多く、それを志望動機としてあげられているのは正直で悪い印象はいだきません。ここに悪印象を抱くのは碌な給与も用意できないケチな会社か、あるいはあなたの希望する給与額がご自身の実力に見合っていないと判断された場合です。

別業種に転職する場合、経験がない業界ということで給与額を減らされてしまうことがありますが、職種が同じであれば減らす必要は全くありません。減らすなら蹴る強い意志が必要です。

 

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